2013年5月29日水曜日

余談:にがてなものに対する考え方のおはなし。

今晩は!今日もご飯もりもり、伊藤です。
もうすぐ6月ですね!早い!まだ技術的にあまり進歩していなくて焦っています。


次回書くと言っていた立心偏編ですが、今の所まだよくわかっていないので、解決したら書く事にします…
あるいは最初からやり直すか…

なので今回は苦手な物に対する個人的な考えをちらっと。
デザインとは関係ないような気もしますが、ものづくりを携わる事を勉強し始めて何となく実感している事なので、ちょっと自分への戒めやおさらいも兼ねて。
飛ばして頂いて大丈夫です。







もうすぐ6月という事で、梅雨で思い出した事があります。
昔は毎年憂鬱で仕方なかった梅雨の時期。
「でも嫌いなまま過ごすのももったいないから、せっかくなら雨の日ならではのものを感じ取っていこう」という姿勢に変えたところ、突然梅雨の時期が楽しみになりました。


しっとりとしたぬるい気温。空気中の水分量、そしてその空気層による肌触り。
雨をはじく生命力漲る葉、蜜を蓄えたかのようなツツジや紫陽花、水を飲み込むコンクリートの表面。降っている時は直線的なのに、留まると表面張力で丸く輝く水滴。

音も、ひとつひとつ違うんです。空から大量に降っていても、そのまま地面に落ちたり途中でぶつかったり、違う音が同時に鳴っている。

日常の構成材料にたった一つ、雨というものをプラスするだけで全て違う世界に変わる。
とても面白いな、と感じたのです。

そんな梅雨。過ぎてしまったら一年後まで6月には会えません。
もっというと2013年の6月には一生会えません。
そう考えるとちょっと大切にしたくなるような気がしませんか? え?ならない?




まあ一般的には嫌われやすい6月ですが、ちょっと視点を変えるとすごく魅力的な物になるかもしれませんよということです。
他の事でもそうですね。嫌いな物を嫌いなままでなく、違う方向から見て好きになれるか試してみる。
とても大事な事だと思うのです。

作る人になるからには、世界を沢山知っておかなければならない。そのために嫌いなもの苦手な物はあまり作ってはいけない。人間だから多少はあってもしょうがないとは思うけれど、あっても、それを一生避けてばかりというのは良い事ではない。
偉そうですが、こんなことを思いながら毎日とろとろ生活しています。




対人でも、自分はこの人の○○な部分しか知らなくて、そこが苦手だから苦手な人。そして苦手だから関わろうとしない。そして知ろうとしないからいつまでも苦手な人のまま。
この人は○○な人という風に決めつけて終了。
もしかしたら他の人の前ではそれ以上に魅力的な所をみせているかもしれない。
ただの○○な人ではないかもしれない。

人間関係ではよくありがちかもしれません。
基本的に悪い人って殆どいないからこそ起こる事ですよね。合う合わないは別として。

とりあえず自分はできるだけこの考えを持って人と接するようにしています。
例えば「この人すごく威圧的!なんだか萎縮してしまうなあ」なんて思っても、それだけを基準にしないように、他の面ではどうか、この人の他の構成要素はなにがあるのか。もしくはそう感じた要素の原因は?何がそうさせているのか?

普段はこんな事まで考えていませんが、ふとしたときに考えていると、苦手になりそうな人でもちょっと興味がわいてきます。





デザインを勉強していて、沢山の引き出しを作る事。世界を知る事。知識を貯える事。
これがいかに重要な物かを改めて実感しています。
発想が貧困だなあ、とよく思います…特に語彙。的確な表現が出来なくて悩む事がいっぱい。

そんな引き出しの中にちょこっと足していくのでも、今の所この考えは役に立っています。
どんなに避けているものでも、自分がまだ理解していない魅力は必ずあるはず。
その魅力かもしれない部分だけでいいから探してみる。別に好きにならなくていい。
モチーフやイメージ、知識の一つとして、蓄えておくだけ。
わりと便利です。無理して好きにならなくて良いというのは楽です。
もし好きになれたらもうけもんです。





目標は対象物をいろいろな角度で眺め回せる大人です。
どちらかというともともと視野が狭い一点集中タイプなので苦労していますが、なるべく広げていきたいな。





ちなみに触れず嫌いをなくすために、割と昔から大嫌いな虫の素敵な所を考えてはいるのですが、この年になっても一向に思い浮かびません。
かわいい形ではどうか?謙虚な生き物と考えたらどうか?
あるいはもふもふしていてハムスターみたいな形ならば好きになれるのか?
今の所苦手なままです。もはや最後は方向性を見失っている。




話がかなりそれましたが、みなさんももしよかったら苦手な物を色々アレンジしてみて下さい。
もしかしたら私の梅雨の場合のように好きになれるかもしれません。




それではまとまりが無いですがこれで。
ごはん大好き、伊藤理沙でした。

2013年5月28日火曜日

文字:りっしんべんのおはなしになりそこねたおはなし。

こんばんは!一週間が早いです、伊藤です。
つい一時間前に月曜が終わって5時間前に金曜日が終わったような感覚です。
もう6月なんて認めたくない。


今日はちょっとデザインとは違うのですが、文字の形のおおはなしです。
実はこの前、お友達のあみみんが
「さんずいかわいい!さんずいかわいい!ウフフフフ」
とさんずいについて色々ハッスル考察していました。


読んでいて成程、と思い私も部首に注目してみた所、「りっしんべん」が気になりだしました。
というか、小学生の頃からりっしんべんが好きだったので自然と考えていました。



そして今日の昼頃に「私はりっしんべん気になる」とあみさんに伝えた所、二人でブログで色々考えてみようか、という事になりました。
別々にイメージを連想して、どれだけ違うものができるのか検証してみよう!という企画(?)ですね。


せっかくなのでphotoshopで「りっしんんべん」を打ち出したり絵を描いてみました。














が、










なぜかアップロードできませんでした…
拡張子の問題かしらと思い、jpgにしたりあれこれいじってみたのですが、エラーでなにも投影されません。ショッキング極まりない…


なので明日どなたかに聞いてみようと思います。
この中にブロガーにお詳しい方はいらっしゃいますかー!









これだけじゃさみしいので、なにか画像を乗っけておきましょう。






現在ICの課題で取り組んでいるphotoshopで作ろう自己紹介編です。
まだ途中ですが、私はこんな感じで作ろうかと思っています。

これちゃんと写真も全部自分で撮っているんですよー!!素材じゃないんですよ!
色調やコントラストで補正をかけたり、シャープにしたりぼかしたりなんやらしてます。

まだまだよくわかっていないので時間もかかるし操作もぎこちないですが、頑張ってマスターしたいです。




そして文中に出てきたあみみんさんですが、彼女の日記はとても面白いので、私の紹介ページからさささにっきというのみつけて読んでみて下さい。その後しかばねについても考察しています。面白いです。



そんなわけで解決したらりっしんべんについて書こうと思います。
ちょっとうなだれている伊藤理沙でした。







2013年5月26日日曜日

ユニバーサルデザインのおはなし。

今日は日曜日ですね。
実は風邪を引いてしまい自宅に籠っていたため、外にでて何か発見!というのが出来ませんでした。
なので今日は日常の発見とは離れて、暖めていた脳内のネタ帳から引き出して書きます。

ずっと書きたかったユニバーサルデザインについて!


ユニバーサルデザイン。最近よく出てくる言葉ですね。
全く聞いた事がないという方はあまりいないと思います。
ではこの言葉の正確な意味はご存知でしょうか?
なんとなく、バリアフリーに近いもの。障害をもった方でも安心して使えるよう設計されたもの、なんて印象もあるかもしれません。
でもユニバーサルデザインとバリアフリーは考えが少し違います。


まず、ユニバーサルデザインの定義として、

「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」


ここには、障害という言葉はでてきません。小さい子供、赤ちゃんを連れたお母さん、歩くのが困難なお年寄り、字の読めない子供、言葉がわからない外国の方…様々な人に使いやすくデザインされたもの、それがユニバーサルデザインです。

バリアフリーは、どちらかというと「特定の人に向けて障壁を取り除く」という補助的な意味合いが強いですが、ユニバーサルデザインというのは特定の人を作らず、使用者全てに対して「誰でもが扱いやすいもの」というような公平性を持っています。


ちなみにこのユニバーサルデザインを世界に積極的に呼びかけたのが、アメリカの優れた設計者、ロン・メイス博士です。
彼はここで7つの提案をしました。後にユニバーサルデザインの7原則と呼ばれる物で
す。


    ⑴.誰にでも公平に利用できる
 ⑵.使う上で自由度が高い
 ⑶.使い方が簡単ですぐわかる
 ⑷.必要な情報がすぐに理解できる
 ⑸.うっかりミスや危険につながらないデザインである
 ⑹.無理な姿勢をとることなく少ない力で楽に使用できる
 ⑺.アクセスしやすいスペースと大きさを確保する


以上が七つの要素です。
今回これを取り上げたのは、最近授業でよく習う「他者がこれを見てどう思うか」「相手の事を考えたデザイン」に通ずる、というかまさにそれだ!と思ったからです。

私たちはこれから物作りをしていきます。それがパッケージだろうがウェブだろうが広告だろうが立体物だろうが、アーティストではない以上、他者の事を考えて発信していきます。

もちろんターゲットにあわせたデザインが第一、というのはわかっていますが、それを意識しすぎて意図せずに誰かにとって不都合な物になっている、ということもありえるかもしれません。

それが、例えば「子供には扱えないように」というような目的があるなら良いのですが、
特に理由もなくメインターゲット以外の使う可能性のある人たちに不都合さをもたらすデザインはあまり良いデザインとは言えないのではないでしょうか。




とまあ、偉そうに簡単に述べましたが、実際にこれをクリアしたものを作成するのは非常に困難だと思います。
私も今考えていて、途方に暮れそうです。そもそもよくわからない。
「相手の事を考えたデザイン」というけれど、そんなことはわかっているし、考えている。考えていない物はきっとないはず。
それが外に出たときに、「相手の事を考えている」と評価されるか否かは、「相手が実際に見て手に取って純粋な喜びを感じるか・満足しているか」という結果によるのだと思います。

デザイナーはクライアントがいて、なおかつそのデザインを利用する人や消費者にも関わっている訳ですから、一つの物をデザインするのに慎重にならないといけないのかもしれません。



デザイン、入る前は近くにあるように見えるけど、実際は思っているよりも遥かに難しくて遠い。
そんな事を最近痛感しています。デザインの世界は果てしない…


ユニバーサルデザイン、調べたら色々と面白かったので、また書こうかなと思います。
次回は牛乳に隠された秘密編!

それではこのへんで!
最近デジタルの後のアナログ作業でついつい「一つ戻る」を考えてしまう伊藤理沙でした!ばーい!






2013年5月25日土曜日

メニューデザイン:夢庵のデザインのおはなし。


こんにちは!a-05の伊藤です!
今日は土曜日だったので、家具の物販展を見て、その帰りに家族で夢庵にて夕食を摂ってきました。天麩羅カリカリ…!
ちなみに私の家の近くにはガストとバーミヤンの夢庵が軒並み隣接しています。すかいらーくに支配されている…
個人的には夢庵はすかいらーく系列の中でも一番の美味しさだと思います。
夢庵行かない人、今度一緒にいきましょう。ファミレスの世界が変わりますよ!


さてそんなわけで、今回は夢庵のデザインについて書いていこうと思います!
ちょっぴり内容は浅いかもしれませんが頑張ります!


今日夢庵に行って、何かネタになる事無いかなあなんて探していたら、ありました。





メニュー表。




これこそ、人に見られるデザイン!先生がよく仰っている事ですね。
身近すぎて普段気にも留めませんでしたが、これも立派なデザイン!
そして最近タイポグラフィという文字の授業を習っている私としては、
この表紙にもちらほら気になる所がありました。






ちょっと見やすいようにPhotoshopで加工。
文字に注目してみたところ、

・おそらく漢字と日本語の間を詰めている(スペーシング)
・行間をせまくしている
・句読点の位置をつめている


ここら辺は当然やっているだろうな、というところ。
そして、その他気づいた事。


・ピンクのラインより青ラインのひらがなの方が大きい
・おそらく日本・旅・夢庵という文字を(味わう)より大きめにしている
・日本は少し太め?

こんなことを感じました。
その他にもまだまだ隠れているかもしれませんが…



この10文字弱の文章に、これだけ工夫がされています。
デザインを気にしない人はここまで注目しないだろうし、気にも留めないでしょう。
でもこうすることによって、なんとなく表紙をみたお客さんにはとても雰囲気がわかりやすいというか、
伝えたい事が感覚的に直接頭に通るような気がします。

おそらく頭で「こういう構成だ、頑張っているんだな」なんて思う人はあまりいないと思うので、
「お客さんにこの雰囲気を感覚的にでも感じ取ってくれるように・伝わりやすく、見たとき気持ちがよいように」という事を意識しているのでしょう。
作成した人や依頼者のお客さんへの思い・細部までこだわる熱意を感じます。


タイポグラフィの授業を受けると思うのですが、身近な物でパソコンで打ちっぱなしの文章って本当に少ない。
どんなに短い文章でも、労力をかけて相手のために作られています。
昨日のお話の、「相手を思いやるデザイン・さりげないデザイン」とはこういうことなのかしら?





そういえば、最近Photoshopを勉強し始めてから画像の見え方も変わってきました。
例えばこれとか。





これ、ピンクの美味しそうな所は凄くくっきり写っているんです。
反対に、後ろのソフトクリームや青いかこみの黒糖ゼリーの所は目に行かせないようちょっとぼかしています。
ピンクに注目させて、目があちこち行かないように。見たときに疲れてしまうから、一点に見る所を絞ってすんなり美味しそうに見えるようにしています。
(これも配慮ですね!工夫がいっぱい!)

そしてこれがもしPhotoshopで画像処理をしていたなら、きっとうしろはぼかしツールをつかっているのかもとか、くっきり見える所はこのツールかな?とか、
ここはちょっと彩度を上げているんだろうなとか。



まだまだ浅くしかわからないのですが、今までは気にしなかった物がだんだん見えてきました。
それと同時に、こんなに労力をかけられていたんだ、という物が沢山出てきています。
それがわかるたびに、アンテナが成長した嬉しさと、世界の知らなさを感じ、そして驚きます。
デザインは奥が深いなあ。



今回はこんな感じでした。
なんだか最近ブログを書くために毎日ネタはなかろうかときょろきょろしています。
でも日常のなかのデザインを考えるって難しくて、何か思い付いてもこれについて何を書けば良いかわからないとか、形状が目に止まったけれど特に意味がある物ではないとか、なんだかしっくり来なかったりして取り上げるのを止めてしまうことが結構あります。

今まではわざわざ題材を考えて、よいデザインについて調べて書いていましたが、身近な慣れてしまったものこそ焦点を当てて分析をするべきなのだろう、と思いました。
表彰されているから良いデザイン、叩かれているから悪いデザインとかそういう先入観が入りませんからね。
なので今後は日常の物にも目を向けて記事をかこうと思います。難しいけれども!


そんなわけでさっそく今回は夢庵のメニュー表を取り上げてみた訳なのでした。
日常のデザインとはこういう物で良いのかしら…何かもっと違う物があるかもしれない。


普段気に留めないだけで、私たちの生活には沢山デザインが溢れているのでしょうね。
慣れてしまって気づけ無いほどデザインに囲まれている、デザインを勉強する人にとってはこんな贅沢な環境は無いかもしれません。
私はまだまだアンテナが弱くてせっかくの環境を無駄にしているので、早く活かせるようになりたいです。もったいないよー!



あ、もしよかったらデザインを学んでいない人でもこれなんでこんな形なんだろうなあ、とか、ちょっとずつ考えてみてください。
きっと毎日がだんだん違って見えてきて面白いと思います。
私が今若干ですが、感じ始めています。毎日面白いですほんと。なんか妙に人生楽しい。



今回もちょっと書きすぎました。二時間経ってる!わー!
80%ができていないぞ!けしからん!

それではまた明日も頑張ります。夢庵最高です!伊藤理沙でした!

2013年5月24日金曜日

授業:プロフェッショナルのおはなし

こんばんは!夜のお散歩が気持ち良い季節になりましたね!
今回もまた授業のお話を。素敵な素敵な毎日かっこいい八木先生のICです。

今回のICではある動画を見ました。
プロフェッショナルという番組の、佐藤卓さんと宮崎駿さんの特集が組まれた回です。
そこでは実際の制作の現場の様子を撮りつつも各方の仕事に対する姿勢や考え方に迫るというスタイルで、
まだまだ現場の事など想像もつかないひよっこの私にとっては非常にためになる映像でした。




先ずは佐藤卓さん。

「明治おいしい牛乳」や「ロッテキシリトールガム」等、有名な商品デザインを多数手がけるデザイン業界では非常に有名なお方です。
グラフィックデザイン以外にも、「デザインあ」という教育番組でアートディレクションを手がける等、幅広く活動なさっています。

佐藤さんの回ではブランド米の袋のデザイン制作・打ち合わせの現場がよく放映されていて、デザイナーさんが何枚もサムネイルを書いて持っていく所から始まり、佐藤さんに指摘を貰いながら良いアイデアを煮詰めて形にしてクライアントさんにプレゼンをするという、実際の仕事の様子の大まかな流れを見る事が出来ました。

その中で佐藤さんは部下のデザイナーさんに、
「デザインし過ぎだ」とアドバイスをしていました。
クライアントさんが伝えたがっていた安全性・重厚感というイメージを受け取った後、部下のデザイナーさんが自分のイメージでその事を意味するロゴを自分で作りラフを描いていたため、「デザインが全面に出過ぎている。自分の解釈で作られたものだから、他者には伝わりにくい。デザインはあくまで補助である」との指摘をしていました。

私はここがとても印象に残っています。
理由は、凄く自分に置き換えて想像しやすかったから。
OOのためのデザイン画を作ってきなさい、という課題が出たら、私も自分のイメージばかり先行したものを作成していたでしょう。
そこに相手の気持ちや感じ方はありません。
自分の印象やアイデアが前に出過ぎたものばかりを作っていたら、それはデザイナーではなく、クライアントの要望をモチーフにしたアーティストになってしまうのだな、と思いました。

私はどうも自己をよく投影してしまいがちで、外からどう見えるか、というように物事を客観的な立場で見る事が苦手なので、今後の制作物ではこれを心がけて取りかかります。
本格的な外部を対象としたイメージ課題が出る前に、しっかりとトレーニングせねば。


エンディングで、佐藤さんはこう仰っていました。
「頑張りや、一生懸命は表に出さない。それは当たり前の事だから。
 さりげなく、良い仕事をする人が良いデザイナー。」
自身を律し、相手のためにストイックに仕事をして、良い物を求め生み出していく。
二年後後悔しないためにも、この言葉を忘れずにこれからも学んでいこうと思います。




それではお次に宮崎駿さん。
おそらく知らない方はいないでしょう、ジブリアニメの創始者です。
その他のテレビでもよく特集が組まれていますね。

短時間でしたが、今回の映像では実際に絵コンテの制作に取りかかっている現場が映し出されていました。
そこでは、頭を抱え、アナログで何度も何度も書き直している宮崎さんの姿が。
意外だ、というのが正直な感想でした。
あの素晴らしいアニメーションを手がけているのだから相応の苦労はあるだろうとは思っていましたが、その反面、心のどこかで「宮崎さんならかけてしまうのだろう」という思いがあったのです。
提供される側に慣れてしまったせいもあるのでしょう。

八木先生も仰っていた、
「他人の出来ている物を見ると、自分もさらさらとかけてしまうように感じる」
最近自分はこれにはまっているなと思います。
様々なデザイン画を見て、毎日とても完成されたイラストを大量に見て、「自分も努力して頑張っていけばいつかできるかも」と、相手の苦労を考えずにお気楽な考えばかり。
生み出さなければならない立場でありながら、ものづくりの苦労を忘れ、その裏で大先輩たちがどのような苦労をして戦ってきたのかを考えていませんでした、

差し迫る納期に押しつぶされそうになりながらも必死でもがく巨匠の姿を見て、私は大事な事を忘れていたんだなと反省しきりです。




今回のDVD、非常にためになりました。
現在基礎の段階で、これから本格的に始まっていくというときに、このような心構えで臨めるのはとても大きいです。
八木先生、いつも私たちの事を考えて下さってありがとうございます…。

そして先生の授業中仰っていた、100%ではなく80%のおはなし。
最近痛感しています。
課題の力を入れるバランスがとれてなくて、全て全力をつぎ込もうとして、結局完成しても気持ち的にやり切れてなかったりちょこちょこと影響がでてしまっていたり…まさにこれ。
だいじなところを押さえて、バランスよく課題をこなせるように頑張ります。
納得のいく物を作れるようになりたい。


「一年生のときに出来なかった事、思った事は一生続く」
この言葉、とても気が引き締まります。
後悔しないためにも頑張ろう。まずはadobeとドローイングだ!
基礎を極めねば応用は無い!



今回はここらへんにて!
まとまりの無い文章でしたが、読んで頂いてありがとうございました!それでは!




2013年5月23日木曜日

パッケージデザイン:深澤直人さんのフルーツジュースパッケージのおはなし。

おはようございます。爽やかな朝ですね!初夏を肌で感じています伊藤です。

今日(昨日)は水曜日でした!なんとなく今の所一番楽しい日です。
何かの調査によると人間は水曜が一番辛さを感じるのだそうで。
そんな中で楽しいと思えるのはとても恵まれたことですね。幸せをかみしめて頑張ろう。


ところで本題に入りますが、改めてブログをざーっと見返してみて、デザインブログなのにろくな事かいてないじゃないのよという事で、今回はちゃんと、とあるデザインの紹介をします。
ジョセフ以来だから2回目!!…まだ2回目か。
今回はパッケージデザインです!私の好きなパッケージデザインです!
ちょっとはグラフィック科らしくなってきましたね!それではいきましょう。




まずみなさん、
パッケージデザインと聞いてどんな物を思い浮かべますか?
そもそもパッケージデザインとは何でしょう。どんな役割を果たすのでしょうか。



まあ考えつくところとして、
 ・商品がどんな物なのかを説明する。
 ・商品の雰囲気や魅力を伝え、購買意欲を抱かせる。
見た目というところで思いつくのはこのようなところでしょうか。
あるいは、
 ・[パッケージのデザイン=梱包物のデザイン] なので、
 例えばペットボトルの様にデザインによって利便性等の付加価値をつける、とか。


固い事を述べましたが、だいたい皆さんがパッケージデザインと言われて想像する物は、
 ⑴商品名が入っている
 ⑵どんな物か説明文が入っている
 ⑶箱や容器
 ⑷わりと目立つ、あるいはその商品の雰囲気に合っている。
だいたいは当てはまっていると思います。


これらはわりと重要な要素ですね。梱包物なので⑶はまあ当然としても、⑷は客を引き止めて手にとらせるのが目的なので外せません。
⑴⑵は商品の多くが梱包物で中身が見えない(ボトルを除く)ので、このパッケージで消費者に中身がどんなものかプレゼンをしなければなりませんから、力が入るでしょう。

ロゴが色々工夫されていますよね。色々文章書いてありますよね。
目的の物を見つけたけど、箱には何も書いていない。
そんな得体の知れない箱を買う人はいないと思うので、皆さん必死に文で説明します。
⑴⑵があってこそ、魅力が伝わって購入に至る、ということですね。



ですが、もしそれが、いっさい説明がなくても魅力を伝えられるとしたら。





あります。







 プロダクトデザイナー、深澤直人さんのフルースジュースパッケージです。
割と有名なお方なのですが、誰やねんという方もいらっしゃると思います。





iidaのデザインケータイINFOBARのデザイナーと言えばわかりやすいでしょうか。
 


とにかく、この深澤直人さんがデザインしたフルーツジュースパッケージ。
一切なにも語っていません。印字されているのは賞味期限のみ。





奥ゆかしいほど何も語りません。なんとも謙虚なパッケージですね。
にもかかわらず、圧倒的な存在感を放ちます。


何も消費者にプレゼンしていません。
人で例えるならば、自己紹介のときに好きな物やら趣味やらを言わず、「こういうものです!私自身を見て!」とジャケットを脱ぎ捨てて終わるようなものでしょうか。


これの凄い所は、何も語らないのに既存の商品より生々しさを感じさせ、消費者自身の想像力を掻き立てて購買意欲をあおる、というシステムが成立している所です。



一般的なパッケージならば文を使ってOO産の果物を使っているからどれだけおいしいだとか訴えて、消費者を誘導させますよね?
これは何もしていません。にもかかわらずプレゼンをした商品より美味しそう、生々しさを感じる。通常品の何倍も魅力を伝えています。
文だと美味しさの想像に上限がかかりますが、こちらは逆にどんな想像を、
どこまでも出来るわけです。



ちなみに手に取ったときにより一層生々しさを感じられるよう、
 キウイには独特の毛羽立ちを
 イチゴにはつぶつぶが強調され、みずみずしさを
 バナナは特殊な素材と加工で本物の質感を再現しています。
生の果物を手にとったかのように、素材に工夫が凝らされています。
生絞りの美味しさを手触りで間接的に脳に訴えかけている訳ですね。



そしてなにより壮絶なインパクト。ほんとうになにもしないからこその。
個人的には通常パッケージの圧倒的な敗北だと思います。



正直味は飲んだ事が無いのでわかりませんし、ちゃんと文で説明があった方が良いという声もあるかもしれませんので公式的な良い悪いは言えないですが、
この「消費者の想像力を利用して、能動的に買わせる」という仕組みを作り出したこと。
これこそが最も賞賛されるべきポイントではないでしょうか。



深澤直人さん、このほかにも素晴らしいデザインの商品を多数手がけています。
興味を持たれた方は是非!是非検索をかけてみてください。





今回はこんなところです!
毎日更新のはずが週2更新になっている!クリアできている人を見習います…
もういっそまとめて下書きして毎日ちょっとずつ更新…なんてことも考えましたが、きっとそれじゃ意味ないんだろうな。
毎日毎日デザインの事を考えて、毎日それについて考察して文章を練るって事が大事。
おそらくそういうことでしょう。
でも毎日考えていると少しずつ変わって見えますよね。
今まで気づかなかったものに気がつくと「効果でてきたかな」と感じます。
わざわざ展覧会にいって感じるんじゃ無くて、慣れてしまった身近な物の中で気づくこと。
もっともっと、日常の中にアンテナを巡らせていけるようになりたい。


それでは以上で終わり!レッドブル愛飲中の伊藤理沙でした!

2013年5月20日月曜日

余談:デザインフェスタ楽しかったです!というおはなし

皆さん今晩は、伊藤です。日曜日の事を書こうと思っていたらもう月曜日でした。
いつもこんな調子…
あと前々回の記事で八木先生の事を書きました。
が、まさか見て下さるとは思わず好き勝手に書いていたので、コメントを頂いた今非常に恥ずかしいやら申し訳ないやらで憤死しそうです。壁に埋まりたい。もう頭があがらない…あわわわ
イザ!は八木先生ご本人で間違いないそうです。良かったよ本当に…。

そんなこんなで日曜日。19日。祭へ出向いてきました。




 デザインフェスターーーーーー!!!!!!!


初参戦です!初めてです!どんな所なんだろう、創作の聖地!
実は私いつかここで出展してアクセサリーやランプを作って売るのが夢です。
今回はその下調べも兼ねて。
どんな風に皆さんやってるのかなって気になり予定をこじ開け行って参りました。。
電車の中で既に鼻血が出そうになりました。興奮して。ドキドキしてました。泣きそうでした。
友人と行ってよかったです。ありがとうともみん。楽しい一日だったよ…


というわけで、どんな様子だったのか紹介して行きたいのですが、全体図等は撮れませんでした。
代わりにすてきなお店たちを写真に収めてきたのでばんばんのせます!私だけが楽しい…

撮影、ブログ掲載&紹介許可を頂いた出展者の皆様、感謝いたします。
素敵な時間を有難う御座いました!




まず始めにピアスのお店!


Lanterna(ランテルナ)さん!
シンプルながらもポップな色使いでとてもキュートなアクセサリーやさん!
ピアスがたくさんの種類があり、ピアス好きの私には桃源郷のようでした…
ピアス穴あいてないからつけられないんだけどね。





こちらは私が追いかけているイラストレーターさんの一人!
カマキリマイさんです。
とても暖かみのある繊細なイラストを描かれます。
ストーリー性が凄くて引き込まれそう。
まさか今回お会いできると思っていなかったので大興奮でご本人にご挨拶してしまいました…気持ち悪かっただろうに優しく受け止めて下さった…。女神。
pixivにもいらっしゃいます、好み!という方!是非検索を!



お次はキャンドルのお店!




こちら名刺は無かったようで頂けませんでした…
凄く人の良い出展者さんで、ブログの話をしたときもニコニコして下さいました。
淡い色合いが何とも素敵。雰囲気も大好きです。



もう一展示。




ゆらり本舗さん。
柔らかな印象のハンドメイドキャンドルのお店でした。
こちらの方も掲載の話のときニコニコして下さった…
キャンドルを作っている人は温かい人が多いのでしょうか

おそらく好きな人にはたまらない雰囲気だと思います。綿飴のよう。
ツイッターやFacebookでもyurarihonpoでもいらっしゃるようです。
フォロー歓迎のようでしたので、お好きな方は是非是非。




今度はイラスト部門。


イラストレーターのtaekoさん!
宣伝歓迎!というお言葉を頂いたので遠慮なく…
画像、クリックしてみて下さい。ものすごく細かいんです。
私の写真技術が酷いので魅力をうまくお伝えできないのが口惜しい。
細かい模様の絵が好きな私にとっては天国でした。
ポストカード全部欲しかった…クリアファイルあったらいっぱい買ってた…



本当に繊細。これら一枚を書くのにどれだけ時間がかかるのか…
基本的に動物好きの人はたまらないでしょう。
ガゼルや犬猫鳥意外にも幅広い生き物を書いていらっしゃったので、マイナーなんだけど大好き!という動物がある方は是非!
taeko.booで検索するとHPに飛べます。



その他の雑貨屋さん。


こちらはお花モチーフのお店でした。女の子に大人気でした。かわいい…
写真が暗くなっちゃってorzの状態。
本当はもっと明るくて日だまりみたいな雰囲気で素敵だったんですよー。

そこら中花だらけで花好きの私歓喜。

ピアス!


ピアス!



ピアスー!!!!!

かわいい!全部欲しい!!!!





髪飾りも売ってたのでそっち買いました。
画像暗くてすみません。凄くかわいいです。幸せです。
家でにやにやしています。




ランプのお店もあったよ!!




東光(とうこう)さん。
千葉の流山で活動なさっているそう。
一つ一つ手作りのランプだそうです。きらきら!



きらきら!きらきらー!


こちらは格子状!素敵!大好き!



なんとこれ、マカロニだそうです。マカロニ…
すごく反射して明るくてきれいですね。枕元に欲しい…

そしてこれ!



本物のこんぺいとうだそうです…
加工して溶けないようにしているんだとか。
素材選びのセンスが凄い!非常に参考になります…



赤いコーンがこんな魅力的に見える日が来るとは!
暖かくて素敵ですね。しかし発想が凄い!コーン!

ランプ大好きの私としては歓喜でした。ここにずっといたい…




ほかにもほかにも…





アンティークな雰囲気のハンドメイドアクセサリーや…






陶芸家の方の作品(商品)やら!




わたしだいまんぞく。




ほかにも4Fで巨大ライブアートやってました。










 はくりょくを
おみせできずに
ざんねんです
(字余り)

 この壁画、縦で4〜5メートルくらいあるんですよ。
でっかいの!!!どーんと!でかいの!!!
ちったいシャチぐらいある!!生シャチ見た事無いけど!!!

それなのに巨大脚立を利用してジェッソやらポスカやらで淀みなくすらすら描かれていく壁画…
芸術が目の前にハローって言っておりてきた気分。
描いてる絵師さんが壁に一所懸命世界を投影していく姿も美しかったです。
なんであんな絵が描けるんだろう…全部の構成が頭の中にあるのかな。




荒いですが今回はこんな感じでした。
本当に一部しかお見せできませんでしたが、かなり満喫しました。
なぜ今まで行かなかったんだろう…ほんと。もったないことしたなあ。
そして思いのほか使った。樋口さんや野口さんが何人も先立たれた。
残されたのは茶色と銀のまるたち。電車賃チャージしておいてよかったです…。


そしてついてきてくれた友人には感謝!
ありがとうともみん、私はしあわせだった。
あみみんも言ってたけど、これからは発信側にまわらなくてはいけないのよね。
受信楽しいけど、そればっかりじゃなくて1受信したら1発信の勢いが無きゃ駄目なんだよね。八木先生も言ってたなあ。

ここ何年もまるで創作やイラストを描いていなかったので凄く今何も無くて焦ってます。
ほんとに空っぽなの。写真とかの素材を組み合わせるくらいしか出来ない。
結局素材が無いと何も出来ない。これはいかん。

将来の仕事のためにも早く自信の持てる素敵な世界を作ろう。
器用にクライアントの要望通りに合わせて作れるようになるのも大事だけど、これが私です!っていうのがあったほうが絶対いいよね。
時間作って頑張ろう。
確立されたイラストのかけるデザイナーは貴重だって色んな先生言ってた!うん!

よーしがんばるぞ!
自己満足日記になってしまいました!ごめんなさい!
デザフェス行った人はこの高揚感と走る気持ちわかってくれると思うの。

まだ未経験の方、気になったらぜひぜひ行ってみて下さい!当日券かえますから!
次回は11月ですよ!!お忘れなく!

では!かなり散財してバイトを決意した伊藤理沙でした!ばーい!



2013年5月18日土曜日

余談:今日の授業のおはなし。


休憩しても目の疲れが取れない伊藤です。
かれこれmacに向かって4時間になります。目が悲鳴を上げている…


3つ目の記事ご覧頂けたでしょうか?あ、見ていなくてもaクラスの方は大丈夫です。
そうじゃない人はおそらく最初はフーンってなるでしょうが、出来るだけ話がわかりやすいような文章構成を目指して頑張ります。自分をトレーニングします。自己満足ですが。


ようやく、本題に入ります。今日(昨日?)のICの授業についてですね。
課題の内容のおさらい、感想を書きます。
今日の授業、個人的に外部の方にも伝えたいな、と思ったのでまた馬鹿丁寧に書きます。
自分の言葉でメモをとっていたので、先生の 伝えたい事とズレていたらごめんなさい。



【授業のおさらい】


今、インターネットコミュニケーションズの授業で、
 photoshopでwebの自己紹介ページを作る  というのをやっています。

今日はそれを作るにあたって、
 ・事前準備
 ・デザインの仕方
これらをを学んだ上で、実際の制作。
まずはモチーフやテーマ等形状を決めるためのアイデア出しをして、伝えたい事がうまく伝わるように構成を考えながら、デザイン案の具体化、所謂ラフスケッチをしました。

だいたいの流れとしてはこんなところでしょうか。

ちょっとここで、先生に習った事前準備とデザインのやり方、
以上の二点について少し書いていきます。



事前準備


誰に向けたものなのか明確に<ターゲット>
 ・採用担当の人事
 ・学校の先生
 ・先輩デザイナー
 ・友人
 ・デザインに興味の無い人
 ・18歳〜25歳の若い女性  …etc

 ※前回の記事見てくれた方、ここです!
 他者向けのコンテンツを発信する時は明確なターゲットがいなければいけないのです。
 今日聞いて急いでブログのターゲットを改めて考えました。
 これも一応外部に発信しているものですからね。目的もありますよ、きちんと。


期待している(予測できる)効果<目的
 ・自分を知ってほしい
 ・自分の作品をみてほしい
 ・写真の腕や加工技術等、スキルの高さを知ってほしい
 ・作品を売り込みたい …etc

 このブログで言うならば、デザインに関心が無い人でもちょっとおもしろいorあの記事の この製品のパッケージすごかったな、等どんな小さな事でもデザインを気になって頂く 事です。デザインそのものに関心を持ってくれとまでは思っていませんが…。

 ※これは絶対ぶれてはいけません。
 その時点で方針がぐちゃぐちゃになって崩壊します。想像するとちょっと怖い。
 おそらくデザインだけでなくとも、①②の2つはいろいろな所で勉強しますよね。
 ゼミのプレゼンや中学校高校の発表を通して改めて学びましたって人も多いのでは。


形状のアイデア出し
 ※とにかくたくさん出す事。10個20個100個!
 ・私の場合、
         自然/風景/空気感/旅行/透明感/マスキングテープ/落書き/漂う/お茶/沈む/光/水/食べ物
         変化/大地/ビビッド/ダークカラー/眠る/単音/短七和音/ピアノ/衝動的/直線/短絡的/写実
  おそらくこんな感じだった気がします。


3つに絞る
 ※ここで注意、好きなものを3つチョイス、なんてそんな単純な考えではいけません。

 例えば…⑴マスキングテープ⑵落書き⑶写実を選んだ時。
  →⑴⑵はいかにも手書きっぽい、手作りっぽい荒さのイメージ。
  でも⑶ではリアルで繊細なものが求められてしまいそう。
 
 才能ある人はセンスを駆使してうまく融合…なんてのも可能ではありますが、
 いかんせん印象が対極にあるので、ぱっと見てちぐはぐになったり、
 ページに起こしたときにどちらかが浮きます。
 
 背景は黒板モチーフ!コンテンツは写真いっぱい乗っけたい!っていうのも同様です。
 黒板ってどちらかというとチョークを使っての手書き絵がしっくりくるし、
 写真のっけるならコルクボードの方が似合うでしょ?という事ですね。

 
ンテンツを全て用意
 ※ここでページに載せる情報・要素を全て用意します。
   あまり使わないかも、というのも含めて全てです。
 
   最終面でコンテンツ全部ページのせたのにすっかすか、なんて目も当てられません。
   消す事は出来ますが増やす事は難しい。
   それにいつ何が役立つかもわからない、ということで。


 そして最後、作業に入る前に。

見る人が食いつくか
 ※自分の感じ方と、他の人の感じ方は違います。デザインの落とし穴。
    頭でわかっていても、実際に直面するとやはり戸惑います。
    自分は満足なんだけど、他の人からはいまいち、って言うパターンが代表的ですね。

 ここで駄目な場合、途中からですがやり直しです。頑張りましょう。





だらだらかいてしまいました。次はさっくりといきます。





デザインのやり方

簡単ですがICだけでなくデザインでは全ての作業に共通する大事なものだそうです。
そんな魔法のようなスリーステップ。

発案・準備
用意したものを全部のせる(レイアウト:ぐちゃぐちゃでいい)
まとめる

3行で終わりました。
準備のところでだらだら書いたのは何だったのでしょう。
ただ単に私が⑶が出来ていないだけです。
⑴に関してはさっきの準備の項目の①〜⑥までのことなので省きます。
 

こんなところでしょうか、眠くてあたまがぼけているので抜けがあるかもしれない。
お次はそれを踏まえての感想・反省点ですね。

 


【感想・反省】


準備の部分を聞いていて思った事は、
おそらく、全て聞いた事はある。でも今までしっかりと出来ていた事は一度も無かっただろう。
です。

特に④と⑥ですね、にたような作業をしても、楽しくて楽しくて自分が好きなものばかりを集めて作っていた事が殆どだったと思います。
レイアウトやまとめが好きだったので、最終系はぱっと見ではごまかせていたかもしれませんが、深く見るとちぐはぐで統一性が無かったり、見る人の事を考えていなかったり。

改めて実感したのは先生のチェックのときでしたね。

ちなみに何を持っていったかというと…




見辛くてごめんなさい。自己紹介図案の雑okラフ、私はこんなものを持っていきました。
モチーフは⑴透明感⑵自然物⑶しっとり だったかと思います。
実は相当準備の④に気を使いました。今までは好きなものチョイスできたけれど、今回はそうもいかないので、ひたすら雰囲気を壊さないか、調和させられるか、お互いに魅力を引き出せるものに出来るか、というところに重点を置きました。
あとは現実的にwebで制作可能なものなのか。ちょっとどうなるかわからないので、最初は簡単めの構図に。

実際の脳内は、

「来月梅雨だし雨でいいか、特に私の象徴と言うわけでは無いけど自然やナチュラルなものは好きだし、⑵⑶も特に嫌いじゃないし、これならうまく相互作用するはず。
そうなると小綺麗にまとまる感じかな、この3つならまあ無難にいけるだろう。
あとアニメや大胆な構成はしたいけど出来るかわからないから今回冒険はしない。
でも出来る限り頑張って、その結果スキルが予想以上にあがっていたら、雰囲気を崩さないように出来る範囲内で凝ったものを作っていこう。
雰囲気は統一されているから、見る人も困惑はしない…はず」

こんな感じですね。
あと、自分の中では極端にいうとジェルみたいに濡れ感があって、べたっとしたマットなものより、どちらかというとしずくや丸の中身は繊細で、写実的な造形に近いのつもりでした。みなさんは首を傾げると思います。
ですが脳内でイメージが確定してしまっていたんです。
本体を見ていませんでした。こんな絵でわかる訳がねえ。


八木先生に持っていったところ、イメージはイラストちっくなのか、のれんのようなものなのか、それとも雨のようにリアルで奥行きがあるものなのか…との事。

正直、リアルな雨模様のとまではいかなくても、艶やかで透明感や空気感あるものしか想像していなかったので、
のれんのようなべたっとした平面な感じ?といわれたときに、ホァ!?ってなりました。
んでそのあとすぐに、あー、あー!なるほど!確かに!伝わるわけないわ!これ!って。


でも自分はこの図で、しっとりとしたものていう先入観があって、そいつが肉付けをして実際の姿を100も200もごまかしていたから、自分の表現力のなさや、相手がどう想像するかなんてまったく蚊帳の外だった訳ですね。(思い込み激しいのもあるのでしょうが)
完全に頭の中でビジュアル化を済ませていて、そのイメージ一択で固定化されていたわけです。
それを直接見せることが出来たらわかるでしょうが、こうざっくりとした絵だったら解釈は何十通りもある訳です。
それを頭に入れていなかったんです。


これ、こわいな、って思いました。
例えば共同作業で打ち合わせのときにうまく伝わらず、お互いがちょっとずつ違うものを想像していて、勘違いしたまま終了なんてこともあるかもしれません。極端ですが。


なんにせよ、今回身にしみて感じたのは、
 自分が思っているイメージ≠相手の受け取るイメージ  ということ。
基本的な事で、しかもよく言われてる事だろ、今更何いってるんだこいつと思う事でしょう。
ですがそもそも基本的な事なのによく言われるという事は、それだけ実際に出来ていない、攻略が難しいってことです。基本的な事ですが、出来ないです。

あと自分だけですが、脳内のイメージばかり頼ってはいけない  ということですね。
一人一人違っていて、他人の脳はわからない。自分の脳も相手はわからない。
それを伝える手段の当てにしても意味が無い。

本当に当たり前の事なんですが、中々難しい。すぐ頭のアイデアを当てにしてしまう。
今回チェックがあったから良いですが、何も無く提出していたら、自分の伝えたいものと大幅にずれたものを作るはめになったかもしれません。
以後、注意ですね。




とここまでかいていて夜があけてしまいました。本当に私何をやっているの…
今カウンターチェックしたら4000文字です。20倍です、馬鹿です。
正直眠くて何を書いているのかあまりわかっていません。感情のまま書いてます。
重複や誤字脱字あると思います、後でチェックします。

ひとまず休憩して色彩とレタリングを済ませたら図書館に本返しにいって買い物して、夕方にはもう寝ます、ねむいです。とにかくねむい。

ところで今日明日はデザインフェスタですね!!
両日いきたいところですが、お金がないのと制作の素材集めがあるので日曜日だけにします!
レポートかきたいな!おっかいっもの!!

それでは毎回締まりがない終わりですがこれで!
夜に強くなった伊藤理沙でした!





2013年5月17日金曜日

webデザイナー:今日の授業について書こうと思っていたらいつの間にか担当教科の先生の話題にすり替わっていたというおはなし。


本日三度目です。今晩は、1v-a-05の伊藤です。
三回目は少し横道に逸れます、私が受けている授業のお話。
(最後まで書いてたら先生のお話で埋まりました。訂正します、八木先生の話です)



(ちなみに…)
このブログのターゲット(これについて後で詳しく述べます、頭の片隅に入れておいてください→次の記事で後述します)は、
先生・学外を含めた友人(デザインをあまり知らない人含む)です。
少なくとも現時点では、高校の友人やその他の方にも見てもらうつもりで発信しています。(見てくれてるかは別として…)
TDGの院生でなくても理解して頂けるよう(今後も)馬鹿丁寧にアレコレ説明します。
なので学内の人は少し煩わしい時があるかもしれません。ご容赦くださいね。


というわけで早速煩わしいです。授業紹介からいきます。そこから? ええ、そこから。
(aクラスの人、下の方まで読み飛ばして下さい。もっと言うならページをそっと閉じて次の記事を読んで下さい…)



<IC>(インターネットコミュミケーションズ):担当は八木康太郎先生です。
教科概要としては、
→webデザインの基礎力トレーニング、です(プリントに書いてありました)
そしてその他にも先生の面白いお話(本当に面白いですよ)を通して、デザイナーになるために、いいデザインを作る・嗅ぎ分けるにあたって大切なことを教えて頂いてます。
個人的には後者の部分が毎回心にずっしりときてます。目から鱗がぽろぽろ。



ちなみに八木先生、デザイン会社の代表を務めている方で、webのデザイニングだけでなく若手デザイナーの育成業も担当しています。それだけにこの方のお話はわかりやすく、かつ有益な情報がエッセンスのようにぎゅうっと濃縮して詰まっています。
学内コンペの講評などもよく担当していらっしゃるようです。
そして生徒に「やばい、講評八木先生だ、終わった」と悲鳴を上げられる模様。ぎゃあ。


もしTDGの生徒じゃなくてもデザインに興味のある方、ここをみていたら是非検索をかけてください。
色々出てきます。ちなみにハンバーグが大好きなお茶目な先生です。
特にブログに関しては非常に有益なことが書いてあるので、芸術専攻や建築学科等少しデザインが関わってくる人には是非覗いて欲しいです。分野が違ってもきっと考え等で役に立つと思います。

※私の左の自己紹介詳細ページから飛ぶと、aクラス専用のブログになってしまうので、
見るなら「八木康太郎 ブログ デザイン」で直接検索をかけて、
「IZA!」というちょっと緑っぽいブログを見つけて下さい。断然おすすめ。イザ!検索!



これです。是非是非。





とまあ散々八木先生について書きましたが、別に狙っている訳ではないです。本当です。
媚を売っている訳でもないです。

そしてここまでドヤ顔で進めておいて、違う人だったらどうしようと密かに怯えてます。
同姓同名の別人物だったらどうしよう…イザ!なんてブログ書いてなかったらどうしよう。どうしよう。ああどうしよう。
先生、真相を後でこっそり教えて下さい。その際はチキンハートなので冗談はやめて下さい。宜しくお願いしますね。
というか先に本人に確認してから書けば良かった。抜かった。反省点ですね。





そしてそうこうしているうちに2000字を超えていました…
(実はこのブログのクラスの目標は毎回200字です、最初は2000字でした)

というか本当は本日付けの課題(の一部)で、今日の授業のやった内容のおさらいと、感想と今後の反省点問題点・改善点を書く、というのが目的だったんです…だったんです…
最初にまとめておけよ馬鹿野郎、って話ですね、何も考えずだらだら書いていました。
ミス無計画とは私のことです…。こんなことしている場合じゃないのに。課題…


というかこれだけで書き始めて既に2時間経っています。時間を無駄にしすぎている…
今回はやや外部の方向けな内容になってしまったので、ちゃんと次回で授業について書きまーす!

それではいったん休憩!ではまた!


2013年5月16日木曜日

プロダクトデザイン:ジョセフジョセフ のおはなし

二度目まして。只今一時半です。キーボードを弄る手も覚束なくなってきました。
一体何時に書き終わるのでしょうか、わかりません、せっかくの授業、寝たくありません。
レッドブル飲んで頑張ります。今晩は伊藤です。来週はしっかりします。

反省のポーズ。






さて、今回はジョセフ兄弟のお話ですね。
私が高校の時から(現在の分野は違えど)追いかけているデザイナーさんです。



こちらが、ジョセフジョセフ株式会社代表、ジョセフ兄弟のお二人。
三世代続くガラスメーカーを前身として、キッチン・テーブルウェアブランドを立ち上げました。
兄アントニーはプロダクトデザイン・弟リチャードはビジネス。それぞれの得意なものを持ち寄って、革新的なキッチンツールを生み出し、現在25ヶ国にその商品を送り出しています。


ここまでざっくりと紹介をさせていただきました。
次に商品の説明を通して
ジョセフジョセフのデザインのすばらしい点
これについて、個人解釈になりますがちらちら書いていきますね。


それでは商品紹介へ。
もっともメジャーなものとしては、

リンス&チョップ でしょうか。



こちら、まな板ですね。
でもただのまな板じゃありません。


あ、左上のは無視してくださいね。
これ、水切りになるわけです。





ちなみに簡易的なボール代わりにもなります。

とまあ、うすい一枚の板で3役はこなせる訳ですね。かなり機能的。
見た目のデザイン性もよし。
ちなみにまな板自体も素材良しの高品質です。お値段は張りますが。




お次は

ストレッチ という商品について。





これ何だと思います?











実は鍋敷きです。

シリコン性なので、耐熱性は抜群、しかも持ちやすい。
伸縮自在の形状を利用して、どんな大皿でも、複数の皿でも対応が出来ます。
足りないからってもう一枚買ったり、大は小を兼ねる戦法で大きいものを買ったり、もうそんなことはしなくて済むわけです。
この形状!のばしたくなりますね!びよよーん!



その他にもジョセフさんは色々優れたキッチン用品を開発しています。
彼らはまな板がよほど好きなのか、まな板だけでも数種類は開発しているようです。
余程魅入られているのでしょう。なんとも罪なまな板ですね。



とまあ、余談を交えつついくつか紹介させていただいたところで、私がジョセフさんのデザインに心奪われる理由をちらっと。
興味ないよ、という方は飛ばしてくださいね。

彼らの革新的だ!すばらしい!と最も賞賛を浴びる部分は、ずばり、

・機能美
・斬新な、かつ無駄の無い形状

この二点に尽きると思います。
(その他にも高品質、見た目が洗練されている、など色々ありますが…)


ここから私個人の考えになってしまいますが、基本的に

デザイン ≠ 装飾 

だと考えています。
見た目の美しさに気を取られ、機能性が失われるのならばデザインではないです。
それはただの飾り付けですね。

プロダクトに限ったことではないですが、使いやすさ、心地よさ快適さ。これらをクリアしてから、ビジュアル面に気合いを入れるべきではと思います。
平面媒体の多いグラフィックなどで言い換えれば、わかりやすさ、でしょうか。


この点で、ジョセフ兄弟のデザインは非常に完成度の高いデザインといえると思います。
機能美、利便性、それに加えて誰にでも利用できるよう手順も簡単です。
形状も無駄を徹底的に省き、過剰装飾に頼らない美しいライン。

多数の賞を獲得しているというのもうなずけるというものではないでしょうか。



そろそろ長くなってきました。
初回にジョセフ兄弟は重かったようです。
現在午前三時です。一時間半書いてます。好きすぎてまとまりません。大好きだー!


少しでもジョセフジョセフの魅力が伝われば幸いです。
一人暮らしの方、もし欲しい方でお金に余裕があったらよければ購入してみてください。
(お値段が頑張りすぎているものが多いので…)


それではもうそろそろおふとんに巻かれてきます。
デジタルに弱い伊藤理沙でした。










2013年5月15日水曜日

はじめましてのおはなし。

今晩は、初めまして。TDG 1v-a-05 の伊藤理沙です。
研修旅行で朝夕バイキングを食べ散らかしていた人です。
後でブラックホールと形容されていたと知って少し笑ってしまいました。

(TDGじゃない人へ)
このブログは通っている学校の授業課題の一環として、毎日デザインに関することを丁寧な言葉で書き綴り、デザインに関する関心・知識・見解を深めていこう、ついでに文章力もつけてしまいましょう、というものです。
言葉が堅苦しいのはその為です。そのうち崩れていくかもしれません。
なので、「デザインにあまり興味無いです」なんて方には少し退屈かもしれません。
写真を乗っけたり出来るだけ頑張って工夫していくつもりなので、良ければお付き合い頂ければと思います。


…とここまで書いたところで、実は開始から一週間過ぎています。
6日分溜め込んでいる訳ですね。実はmacがさっぱりわからず昨日やっと画像の送り方を確立したところです。ネタだけ毎日貯蓄していました。
ちなみに未だにダウンロードしたものがどこに格納されるのかわかりません。逐一右上の検索バーで検索しています。非常に面倒です。攻略サイトを見ても前途多難です。
なので早く慣れるためにも色々と挑戦していきます。がんばるぞー!

そんなわけで次から始まります。おそらくプロダクトデザインについて!
初回なのにグラフィックからずれてごめんなさい。愛してやまないジョセフ兄弟のお話!